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製品の品質を担保するテストエンジニア

今の世の中で、プログラミング技術が用いられた製品を使わない人は、超がつくくらい稀だろう。それくらい世の中に普及しているのだ。
わかりやすいものでは、スマートフォンなどで使うアプリやゲーム、今見ているこの記事ですら、プログラミングの動作によって、使用している機器上に表示されている。他には、冷蔵庫や掃除機などの家電製品にも、実はプログラミング技術は組み込まれている。電気で稼働する製品には、多くはプログラミング技術が組み込まれているといっても良い。

当たり前のように使っているそういった製品は、世に出てくる前は不具合だらけであることも実は多い。しかしそのままでは製品として世に出すことができず、お客様へ納品することもできない。そこで要求される水準まで製品の品質を高める助けをしているのが、テストエンジニアなのである。

現場ではテスターと呼ばれることも多いテストエンジニアは、開発された製品を繰り返し多くの観点からテストし、潜在する不具合を発見する。不具合が直ったならば、本当にその不具合が解決されたか、別の不具合が発生していないかなどを再テストする。例え不具合でなかったとしても、製品として問題があるとすれば、それを問題提起することもある。お客様にお披露目する前の水際で、問題を解決するお助けマンであり、エキスパートでもあるべきなのが、テストエンジニアなのだ。

テスターは、多くは未経験者でも可能な仕事だ。大切なのは、仕様をよく理解し、どのように利用されるかを知り、内部での報告、連絡、相談を絶やさないこと。
製品を支える必要不可欠な一員であるので、責任感をもって仕事をし、品質を担保するべきなのである。